上州地鶏を知ってもらいたい、味わってほしいとの思いを込め、群馬県は「上州地鶏弁当」の開発を進めていたがこのほど完成、19日から販売を始めた。観光イベントなどを通して県の特産品としてPRする方針だ。
上州地鶏は県畜産試験場が国産種鶏を活用して作った軍鶏の血統を引く純国産鶏種。大きさは国内最大級を誇り、濃いうま味と弾力ある食感が特徴という。年間2万羽ほどが出荷されている。
弁当開発にあたっては高崎弁当、高崎健康福祉大、県地鶏生産普及促進協議会、県農政部で成る産学連携プロジェクトを立ち上げ取り組んだ。地域振興、県の魅力度向上に寄与するのが目的。
できたのは「上州地鶏おもてなし弁当」(1300円)と「上州地鶏肉盛り弁当」(950円)の2種類。
おもてなし弁当は女性を意識した幕の内風弁当。もも肉の照り焼き風ステーキなど上州地鶏の主要部位を使った5品のほか、県をイメージする野菜やこんにゃくなども使用。「栄養バランスや彩りにも配慮した」という。
高崎駅構内の駅弁販売店や横川サービスエリアなどで購入できる。数量限定だ。
県は「4月から始まる群馬デスティネーションキャンペーン(DC)など観光イベントと連携した取り組みにより、特産品としてPR、イメージアップに活用する予定」と話している。